砂山食品工場 鹿島臨海産業株式会社

この度、2023年1月1日に前任者鷲尾友春より会社代表を引き継ぎました。
当社代表職は2度目となりますが、渾身の力を注いで当社の発展と社会貢献に務めます。

昨今の日本を取り巻く環境、とりわけ世界経済は混沌の渦の中にあり、今後の方向性を見極めるのが困難です。そのような情勢下、どのように会社の舵を取ればよいのかの判断が重要となるでしょう。経営者として熟考が必要です。しかし、会社の社会的使命と言う原点に立ち返れば、答えは自ずと導かれると思います。「社会への貢献に努める」この一点を経営指針として会社の運営を行っていきたいと考えます。

鹿島臨海工業地域も、鉄鋼企業の高炉廃止や有力化学企業の当地工場撤退等々により、危機感が煽られ今後の不況は免れないとの風評です。地場産業の当社も工業団地立地ゆえの過去の甘えとは決別しなければならないと愚考いたします。自覚を新たに会社経営に臨む所存です。

当社は社会ニーズに即した事業展開に努めて参った心算ですが、本当に当社が当地に必要とされる会社であるのかの総括を新たにしなければなりません。現在の取引先の皆様には改めて当社へのニーズに関してお問いかけをいたしたく存じます。皆様の意見に従って当社の方向性を定めたいと思っております。地場産業ゆえのゾンビ企業には決してならぬとの強い決意で当社は臨みます。私も残された短い時間ではありますが全力を挙げて会社改善に努めて参ります。当社よりものを購入して戴いている皆様或いは当社が仕入させて戴いている皆様には、当社へのニーズの有無を遠慮・忌憚なくお教え戴きますようお願い申し上げます。

経済の流れが変わろうとする折には会社の行末も変わらざるを得ないことを肝に銘じて、覚悟の会社運営を図って参ります。地域の皆様並びに当社お取引先の皆様には、出来ますれば従前に勝るより一層のご支援・ご鞭撻を当社に賜ることをお願い申し上げ、当社代表職復帰のご挨拶とさせて戴きます。

2023年1月吉日


鹿島臨海産業株式会社

代表取締役　鷲尾 高久